そして、後日、ラッキー君のほんとうにわずかな、しかし生き生きした毛が我が家に到着しました。
丁寧に袋に詰められ、お母さんが書いてくれた『ラッキー君、18才』の文字がとても印象的でした。
18年間の思いを込めて、楽しかったこと、つらかったこと、いろんな思いを込めて、この文字を書かれたのだろう・・と思いました。
しっかり名前を書いて「また元気で帰ってくるんだよ!!」って母の気持ちが伝わります。
そして、ラッキー君の毛です。
写真ではわかりずらいですが、とてもふわふわな毛です。
気になる量はと言いますと、5gです。
あみぐるみが作れるか作れないか正直微妙なほど少ない量です。
でも、ラッキー君とお母さんが、最後の共同作業で集めてくれた大切な毛です。
大切にがんばってあみぐるみを作りますね。
そして、慎重になんとか毛糸に紡ぐことができました。
毛質は柴犬の毛に似ています。
毛の量も少ないのですが、毛も短いのです。
短い毛は細く紡ぐのが難しく、途中でスルスル切れてしまうこともしばしば。
しかし、不思議ですね、ラッキー君の毛、最後まで一度も切れずにつながってくれました。
『ラッキー君、ぱぴかのに協力してくれて有り難う』
毛糸の長さはザッと計算して16mほどです。
『なんとかあみぐるみができあがりますように!!』
2004.5.5
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