ニラちゃんの毛です。
およそ23gほどあります。
(※ニラちゃんの毛もあとから追加で少しだけ届きました)
追加毛プラスになり全体で24gです。
ニラちゃんもたっちポーズとなります。
尻尾の毛ぐるみ風の飾り毛です。
舌は(オープンマウス)つけてあります。
ウニくんの毛です。
グラムの表示が見づらいですが、こちらもおよそ23g程あります。
ウニくんは、フセポーズです。
尻尾のみ毛ぐるみ風の飾り毛をつけています。
今回とても奇麗な状態で毛をカットして送ってくださいました。ただやはりカットの毛ですので、カットの毛なりの苦労がありました。
奇麗にカットされている場合は、カーディングの際、根本にある柔らかい短めの毛と、全体的な長さを出している長めの毛があります。
一番最初にその2種類の毛を仕分けします。そうしますと、中側に生えている短めの毛はアンダーコートのような柔らかめな毛が集まります。(柔らかめと言いましてもやはりカットの毛なので、カット部分はチクチク感はあります。)
残った長めの毛は、柔毛種の子であっても長年かけて生えてきた古い毛となりますので、どちらかというとしっかりとした毛となります。
一見、長めの毛はとても奇麗なのですが、毛糸として紡ぎますと、元に戻ろうとする性質があります。(紡ぎの場合、糸を捻っていきますが、そのねじれが戻ろうとします。)これは、撚り止めをしても変わらずで、元に戻ろう戻ろうとします。
例えていうならば、人間のカットの毛を紡ぐ感覚に似ていると思います。
もちろん、マルチーズさんと人間の毛では、太さなどは全然違いますが、性質としましては、人間のカットの毛を紡ぐような感覚に似ていると感じました。(人間のカット毛も捻ると元に戻ろうとしますよね、そんな感じです。)
あともうひとつ、今回苦労しましたのが、毛ぐるみ風の飾り毛部分です。いつも通りのやり方で最初は植毛を施していたのですが、植毛する過程で、糸が切れてしまうのです。
今までにも猫さんの植毛時に、土台となる毛糸と植毛用の毛が切れるという現象がありました。たぶんマルチーズさんの毛はとてもデリケートな毛なのであろうと思いました。
毛や毛糸が切れてしまっては、私としましてはとても恐怖です。それでなくても25g程度と少な目の毛の量でありましたので、通常の植毛のやり方での毛ぐるみ風の飾り毛を施すのは無理だと思いました。
その後、どのような毛ぐるみ風の飾り毛の付け方がふさわしいのか、随分と悩みました。思いついたことはいろいろと、毛がムダにならない程度に試してみました。
最終的には、写真のような感じの尻尾となりました。
こちらも、実は飾り毛を付けるのに大変苦労しました。
一度毛ぐるみ風の飾り毛を諦めかけたのですが、せっかく奇麗な毛を送ってくださっているので、なんとか付ける方法を考えました。実際、形としては違和感があるかもしれません。長さもそれぞれまちまちです。それぞれ長さが同じになるようカットしようかとも思いましたが、奇麗な長い毛のままお渡しすることにします。
尚、毛が足りない場合は、ナスちゃんニラちゃんの毛を足りない子に使用しても宜しいとのことでしたが、とりあえずは4ワンコさん、それぞれ自分の毛のみで製作しております。
4ワンコさんの毛、似ているようで、それぞれやはり個性がありました。細く紡げる子もいれば、太くなってしまう子、毛が固まりやすい子サラサラな毛の子、それぞれ個性がありますね。
まだまだ、書き足りない説明もあると思いますが、長くなってしまいますのでこのへんで・・・
最後に今回一番気を使ったのは、4ワンコさんのサイズが出来るだけ近くなるように、4ワンコさん、同時進行で作成していきました。写真や資料を手元に、それぞれのあみぐるみや毛を間違えないように作成するのに苦労しました。
しかし、仕上がってみると、どの子も愛着がありますね。
こちらはみんな勢揃いで撮影してみました。
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