こちらは、お座りポーズのアンリぐるみです。 ケロちゃん帽子と お洋服を着ています。
こちらは、フセポーズのアンリぐるみです。 ケロちゃん帽子を被っています。
ツーショットの写真です。
[後記・・・今回 難しかったところ]
作りはじめは分かりにくかったのですが、今回 とても大変な作業となりました。 たぶん、今まで作ったあみぐるみの中で一番
大変だった作品になったと思います。
毛が短め・硬めということが原因だったかな・・・と思います。
また、毛が全体的に短かった為、カーディングの時ブラシをかけても、毛があちこちそれぞれが向いてしまい、一定の方向を向いてくれませんでした。
そのため、今回は、途中から、ブラシは使わずに、手でほぐす、手で少しずつ毛の方向を整えて指で梳かす・・・手で羊毛とブレンド作業し・・・最終的に羊毛とある程度混毛した状態で、ブラシで梳かす・・・このようなカーディングの仕方をしました。出来るだけ綺麗に混ざるように、何度がブラシでカーディングし、という作業でした。
紡ぎに関しては、羊毛をブレンドしたことで、多少ですが紡ぎ易くなりました。
アンリちゃんの毛だけの場合、糸が強くねじれてしまう為、毛糸がゴムのようになっていました。そんなに強く、早く紡いでいるつもりは無いのに、何度繰り返しても、ゴムのようにねじれすぎてしまいます。
逆に、ゆっくり優しく紡ぐならば、糸が捻りあわずに、糸がすぐにスルリと切れてしまいます。
途中検証してみたら、どうもボビンが糸を巻いていってくれていないことに気づきました。
ゴムのような糸になっているので、糸が反対側から引っ張られる状態で、糸をボビンに巻いていってくれていませんでした。
紡いでも、紡いでも、ボビンに毛が巻き取られていかないので、なかなか先に進めずにいました。
それでも30gほど紡いでいました。しかしカセは2つになってしまいました。
左写真 上 まだより止めをしていないもの、下 より止めしたもの
写真右 より止めした毛糸のアップ写真 ねじれが強く糸が団子状になった部分あり
↓より止めをまだしていない、アンリちゃんの毛のみの毛糸
作業中 所々切れてしまう為、結び目が何個かある。
↓アンリちゃんの毛のみの毛糸。ねじれの強い部分が団子状になっている
そんなわけで、アンリちゃんの毛だけで紡ぐことは、非常に困難であると判断させて頂き、とても心苦しかったのですが、羊毛を混ぜてお作りさせて頂くことにしました。
混毛にしたことで、ボビンはある程度糸を巻き取ってくれるようになり、強くねじれることもゴムのようになることもほぼ無くなりました。
あとは、毛の落ちや散らばりもとても激しかった為、毛の減りも多かったと思います。短い毛硬い毛・毛糸に向かない毛は、落ちてしまいます。
また、紡ぎに向かない毛に限らず、カーディングの際にも、毛の散らばり方がとてもすごかったです。ある程度まとまっている分は元に戻しますが、またすぐに散らばっていまう為、毛の量も通常よりも減っていると思います。
あみぐるみを編む作業では、通常
そのまま本毛糸で編み進んでいきますが、今回、編む・ほどくの作業をすると毛糸が切れやすくなると考えた為、2つのあみぐるみ共に、他の毛糸で形と編み図を完璧に作り、それに合わせて編み進んで行きました。そうはしたものの、やはり何度かほどく作業がありました。
その都度、毛糸が切れたりしないか?とても心配でしたが、回数が少なかった為大丈夫でした。ただし、パーツとパーツを繋ぐ部分の毛糸は何度か毛糸がこすれあっていますので、切れたりということが数回ありました。
羊毛をブレンドしていますが、やはり毛糸は通常のものよりもだいぶ硬い、と言いますか編むのに力がいりました。また毛糸を引き締めたい部分もなかなかうまい具合に引き締まらない・・・などもありました。
また、編む作業中にも沢山の毛が落ちました。完成した今でも毛が落ちます。
今回、短毛種の難しさを感じました。 以前、my little
dogで、同じラブラドールさんのあみぐるみを1件だけお作りさせて頂いたことがありましたが、その時は今回ほど困難さは感じなかったような気がします。なので、非常に個体差がある犬種なのかな・・・と思いました。
なにはともあれ、完成させることが出来たのでほっとしています。
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